クライアント中心療法

カウンセリングの中で、私が何よりも大切にしているのは「こうして話を聴いてもらっていて、ふと思ったんですけど…」と、ごく控えめに表明される純粋な気づきです。

 

この気づきは、カウンセラーから自分の問題点を鋭く指摘されて「そう言われてみると確かに…」と納得させられることとは違います。「そう言われてみると」というのは、元をただせばカウンセラーの気づきですから、結局「やっぱり何か違う気がする」で終わってしまいます。

 

これとは対照的に、どんなときでも、あるがままの自分を共感的に理解してもらえる。そんな自由な対話の中から生じた純粋な気づきは、その先の新たな行動へと自らを導いてくれます。

 

純正なクライアント中心療法では、この client-centeredness [*1](クライアント中心性)と

To be effective, it must be genuine. [*2](効果的であるためには、本物でなければならない)という姿勢を一貫して保ち続けます。

 

そして、このホームページにもクライアント中心性は反映されていますので、こちらをご覧になって「シンプルだけど、なんか良さそう」とお感じになったら、クライアント中心療法との相性が良いということかもしれません。

 

*1,*2

文献:Rogers, C. R. (1946). Significant aspects of client-centered therapy. American Psychologist, 1(10), 421.